フランスを代表する老舗シューズブランドのパラブーツ。
今回磨くのはウィリアムというモデル。パラブーツの中でもシャンボード、ランス、ミカエルに並ぶ人気モデルです。
ダブルモンクストラップシューズといえばウィリアムを連想するという方も多いはず。
それでは磨いていきましょう!ちなみに磨き方はシャンボードでもどのモデルでも同じです。
馬毛ブラシでブラッシング
馬毛のブラシでホコリや汚れを払い落とします。力を入れずに手首のスナップをきかせます。
ストラップシューズなのでストラップ部分は外しておきましょう。シャンボードなら靴紐を外しておきましょう。
外したら内側のタンの部分や金具の部分もブラッシングをします。
クリーナーで汚れ落とし
次にクリーナーを使って汚れや古いワックスや古いクリームを落としていきます。クレンジングや洗顔にあたる作業ですね。
写真はサフィールのレザーバームローション。クリーナーと言えばこれ!
高いなーという方にはM.モウブレイのステインリムーバーもおススメです。
指に布をまいてこれくらい出します。こちらの布は着なくなったTシャツの切れ端です。
靴全体に伸ばし軽くこすって汚れを落とします。力を入れすぎないよう注意。ストラップ部分や金具部分など隅々までこすりましょう。
すっぴんになりました。クリームやワックスも落ちたのでかなりマットな感じになります。
クリームを塗る
栄養、保湿、補色するために靴クリームを塗っていきます。写真のものはサフィールのクレム1925。革にも優しく補色力も高いのでおススメです。ただ値段が高め。コスパ重視ならブートブラックの靴クリームもおススメです!
こういったペネトレイトブラシでクリームを塗っていきます。私は指で直接クリームを塗っていますが慣れていないうちは、こちらのブラシを使う事をおススメします。ムラなく適量を効率よく塗ることができるからです。
クリームの量はほんの少しだけです。
ちょんちょん、と付けます。
これくらいです。だいたい米粒2粒分ほどです。
全体に塗っていきます。ストラップ部分などの細かいところもしっかりと全体に塗りましょう。
パラブーツと言えば緑のブランドのタグが付いていますが、この部分だけは避けてクリームを塗りましょう。
そしたら豚毛ブラシでブラッシングを行います。
力を入れてゴシゴシとブラッシングします。同じ方向に直線で大きくゴシゴシするのがポイントです。その際もタグはできるだけ避けてブラッシングしましょう。
ビフォーアフター。豚毛でブラッシングするとだいぶ艶が出ます。
向かって右側(左足の靴)がブラッシング後です。
仕上げに布で拭く
仕上げに布で余分なクリームを拭き取ります。さきほどの汚れ落としに使った布でも大丈夫です。専用の布があればさらにピカピカになります。
完成です。
まとめ
今回はクリームのみですがお好みでワックスを塗ってつま先を光らせるのもありですね。
パラブーツの人気の靴全てに共通するのが、どこか不細工で可愛らしいという事。この靴はジャケパンでビジネス用として使用してもかっこいいですが、アウトドアでガシガシ履く派の人も多いです。もともとパラブーツはそういう靴ですしね。耐久性に加えて類を見ない唯一無二のデザイン性こそがウィリアムの人気の秘訣でしょう。
使用したアイテム
↓↓↓↓
馬毛ブラシ
汚れ落とし
クリーム
ペネトレイブラシ
豚毛ブラシ
仕上げ用の布
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